鹿屋航空基地史料館〔日本海軍 特攻基地 ~ 鹿児島県鹿屋市西原〕

この日は、我が家から車で約2時間、前々から行ってみたいと思っていた
『鹿屋航空基地史料館』を目指していざ出発!

太平洋戦争の終局間近、特攻隊員が飛び立った基地としては「知覧」が全国に知れ渡っていますが、
ここ「鹿屋」からも多くの特攻隊員が出撃しています。
(映画「永遠のゼロ」によって、鹿屋基地をご存知の方も増えたようです。)

それぞれの基地の当時の歴史に関して、ここでは詳しく記しませんが、
私が以前、「知覧 特攻平和会館」に行ったときに感じたものと、
今回、「鹿屋航空基地史料館」で感じたことは、似て非なるものでしたので、
後ほど私なりの感想を述べたいと思っています。

まずは、簡単に写真でご紹介。

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立派な石碑。

石碑の後ろにはヘリコプターが見えますが、その後ろにも数多くの航空機が並んでいます。

館内に入ると、

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「零式艦上戦闘機52型丙」が復元されています。

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近づいて写真を一枚!

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角度を変えて、さらに一枚!

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そして、コクピットも!! 驚くほどに狭いコクピット。

ここまでは写真を撮りましたが、このあとからの写真がありません。
と言いますのも、写真を撮ることを忘れてしまっていました。

写真でご紹介したいところ満載の史料館です。
ただ、あまりにも素晴らしい館内の展示や説明に気持ちが入り過ぎてしまい、
没頭のあまりほぼ写真を撮っていない、という2時間でした。

では、私なりの感想。

「知覧特攻平和会館」は、終戦までの数ヶ月間で特攻によりお国に命を捧げた隊員たちの

写真・遺書・遺品などの展示が中心となっています。
当時の若い隊員である『人』にフォーカスしているので、私自身の心は大きく揺り動かされました。
英霊となった先人たちに感謝の念を抱き、そして今の時代を生きている自分自身に反省と自覚を促す
良い機会になりました。

「鹿屋航空基地史料館」は若い隊員たちに関する展示もありますが、特攻で殉じた『人』にフォーカス
しているのではなく、特攻に至るまでの戦争の『歴史』そのものをフォーカスしています。
よって、終戦当時と現代との時間差・距離感が縮まることなく、ゆえに淡々と、ぐいぐいと
引き込まれていったように感じています。

どちらがいい、というものではなく、どちらも私たち現代人にとって必要な歴史的資料であり、
この両者での感覚を味わえたこと、学べたことに感謝です。

もっと正直な感想。

「知覧特攻平和会館」は、私の主観に強く働きかけてくるので、つらくて重くて、
早くこの館内から出たい、逃げたい、と思いながら見学していた私がいます。

「鹿屋航空基地史料館」では、戦争の歴史を客観性をもって理解させてくれました。
ワクワクしながら館内を見学し、あっという間に時間が過ぎていきました。

最後に、最も驚き感動すること!!

「鹿屋航空基地史料館」は、入場『無料』なのです!!

 

腹水胸水腎臓病専門 漢方カウンセラー西山の『薬匠堂 徒然記』

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