手のひら、足の裏の強い症状が改善!
今回は掌蹠膿疱症の経過報告です。手のひらや足の裏など、強い炎症状態が続いていましたが、しっかり体質改善し改善に向かっております。簡単に今までの経過など紹介させて頂きます。
≪患者様情報≫
■年齢:22歳
■性別:女性
≪発症時期から今までの経緯≫
A形成皮ふクリニックにてリンデロンVG軟膏を処方されるも悪化する一方でひどいあかぎれのような状態が続く。その後、O皮膚科クリニックにて、セレスターナ配合錠をもらい良くなるも再発したため掌蹠膿疱症と診断を受けた。現在に至るまでデルモベート軟膏、マキサカルシトール軟膏、サリチル酸ワセリン軟膏を処方され、塗布するもあまり経過は良くならずに現在の状態に至る。
≪症状に関する情報≫
□部位:手のひら、手の指先、足の裏、頭皮、脛、膝、肘 etc…
□症状:痒みがある、患部に熱感がある
□皮膚の状態:赤みがある、乾燥
□皮膚の症状以外:ない
□ステロイド:以前使用していた
≪体質や生活面での問題点≫
■のぼせがちで赤くほてる
■あまり汗をかかない
■寝つきが悪い、朝起きる時に疲労感がある
■口やのどがよく渇く、冷たい飲み物が好き
■便秘と下痢を繰り返す
■舌の裏側の静脈が目立つ
■ストレスが強い
■疲れやすい、疲れが抜けない
■慢性的な肩こり・首のこりがある
■神経質で色々なことが気になりやすい
■心配性で落ち込みやすい
■のどがふさがったような違和感がある
■耳鳴り・めまいがする
■月経時の血塊:血塊がやや混ざる
■月経血の粘度:ドロドロしている
■生理痛の程度:やや痛む程度
■生理痛の痛み方:腰全体が重だるい鈍痛
≪漢方対策後1カ月≫
状態としては目に見えて良くなってきており、以前に比べると痒みも軽減も感じている。
≪漢方対策後3カ月≫
状態としては先月よりも良くなっており、手についてはかなりキレイになった部分もある。症状の軽かった膝・肘についてはキレイに治っており左耳も以前よりキレイになっている。ただ、最近は治りかけということもあるのか、足の痒みが酷くなる時がある。
≪漢方対策後12カ月≫
状態については手は以前よりもかなり綺麗になり、足も以前よりも増して痒みが引き皮が出来上がってきたように感じます。両方とも赤みが随分引いており、脛の部分は綺麗になくなりました。
≪患部の写真≫
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対策前 | 対策後12カ月 |
※経過、効果の度合いには個人差があります。
≪担当者メモ≫
ご相談頂いた時点で症状は強く出ておりましたが、症状以外にも体質の悪化が見受けられました。血流悪化もありましたが、特に自律神経の乱れもありましたので、掌蹠膿疱症を改善する為にも、しっかりと体質改善する事を念頭に対策を始めました。対策を始めてからの効果も早く、体質も含めた改善も実感されております。現在は症状もある程度落ち着き、処方内容も段階的に減量しながら経過を見ている段階です。