ペット専門カウンセラーの紹介
愛犬“モコ”との思い出
薬匠堂では様々な飼い主様からご相談を頂いておりますが、愛犬・愛猫をどうにか助けてあげたい、治してあげたいという強い気持ちを持たれている方ばかりです。
私にも子供の頃から一緒に暮らしていたかけがえのない愛犬がおり、一緒に成長し辛い別れを経験したからこそ、そんな飼い主様の気持ちもとてもよく分かります。
現在カウンセラーとしての仕事に誇りをもって取り組んでおりますが、カウンセラーを志すうえで貴重な経験をさせてくれた愛犬“モコ”との思い出です。
愛犬モコが我が家にやってきたのは、私が小学生低学年の頃です。
父親に犬が飼いたいと兄弟で言い続け、あるとき父親の知り合いから譲ってあげるという話があり我が家にやってくることになりました。
譲り受ける当日は父親がトラックで出かけ、私たち兄弟は父親が帰ってくるのを今か今かと待ち受けていたのを今でも鮮明に思い出します。
どんな子が来るのか色んな想像をしていましたが、やがて帰ってきたトラックの荷台を見ると被毛がモコモコした可愛らしいワンコが乗っていました。
血統書付きの綺麗な子ではありませんでしたが、私たちにとっては待ちに待ったワンコであり、とっても嬉しかったものです。
早速じゃれ合いながら遊んでいると、名前をどうしようかという話になりました。私が即座に『毛がモコモコしているからモコがいい!!』と提案し、めでたく(笑)モコに決まりました。名前に深い意味は全くありませんが(笑)、ここからモコとの生活が始まったのです。
それからの小学生生活の中では、モコとの楽しい思い出ばかりです。
毎日学校から帰ると友達と遊びに行くのですが、必ずモコを連れて行っていました。
モコと田畑を駆け回り、河川敷や空き地に行って遊ぶ時も常に一緒でした。
中学や高校に進学すると部活や行動範囲も広くなるため、以前のようには遊べなくなりましたが、それでも時間があるときは河川敷に行きサッカーのディフェンス役をしてもらったものです。
やがて高校を卒業し社会人になると独り暮らしを始めたため、モコと触れ合えるのもたまに実家に帰った時だけになりました。
たまにしか会えなくなると今までと違う雰囲気に気づくものです。それまで考えたこともありませんでしたが、今まで子供と思っていたモコも相応に年を重ね、我々人間でいうと65歳~70歳と高齢になっています。
以前とは明らかに運動量や食事量などが変わり、この先いつまで一緒に遊ぶことが出来るのか考えると急に寂しくなりました。
一年、 また一年と年を重ねるごとに着実に体力は衰え、いつかやってくると思っていたそ
の時は唐突にやってきました。
冬の風が冷たい日だったと思います。その日は実家に遊びに帰っており、家で食事をしてゆっくりした後でいつものように自宅に帰ろうと支度をしていました。
家の外に出ると、モコが自分のもとに歩み寄ってきます。これはいつも通りの出来事なのですが、いつもより元気がないのが少し気になっていました。
寒いからちょっと元気がないのかな?などと考えながら車に乗り自宅へと向かっているときです。バックミラーでふと後ろを見ると、小屋に繋がれているはずのモコがいるような気が…。
しばらくそのまま帰っていましたが、どうしても胸騒ぎがおさまらず途中で実家へと引き返しました。そして家に帰っていると、家に帰る途中の道端に見覚えのある姿が…。
急いで車を降り近付くと胸騒ぎの正体はやはりモコです。まだ微かに息があるようでしたが、命の灯が消えかかっているような状態。家までもう少しのところなので急いで抱きかかえ家まで連れて帰り、最後は家族全員で看取ることが出来ました。
安らかに眠るように息を引き取ったモコ…。
バックミラーで見えたのは気のせいでもなんでもなく、紛れもなくモコであり最後の力を振り絞って私の後を追ってきていたのです。
そんな事を考えていると今までのモコの姿が脳裏に浮かび、寂しい気持ちと悲しい気持ちで頭がいっぱいになり自然と涙が溢れ出していました。
その後、数日は悲しみに暮れていましたが、今までモコが自分に与えてくれたことを思い返しながら少しずつ気力を取り戻しました。
その身をもって教えてくれたこと…、それは動物の賢さであり、優しさであり、命の尊さ・重さです。
動物と人間の寿命に違いがある以上、ずっと一緒に暮らすことはできません。その中で家族同然の暮らしをしていれば悲しい別れはつきものですし、私もその気持ちは痛いほどよくわかります。一緒に暮らせる時間が限られているからこそ、学ぶことも多いですし家族としてしてあげるべきことも沢山あるはずです。
私は愛犬“モコ”のおかげか、愛犬・愛猫の病気に関するカウンセラーとしての日々を過ごしております。
これからもモコが私に教えてくれたことを胸に、少しでも多くの病気で辛い思いをしている愛犬・愛猫を救い、飼い主様の不安な気持ちを解消できるように全力で取り組んでいきたいと思っております。 |
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