このサイトは『漢方理論』による腹水対策の捉え方をご紹介するサイトです。

犬・猫の腹水

犬・猫の腹水を漢方理論で改善するための必須条件

犬の腹水

昔に比べると生活環境の変化などによって、犬・猫の寿命も格段に延びました。喜ばしいことではあるのですが、その結果人間と同じような慢性疾患が増えています。そして人間と同じような病気が増えていった結果、この『腹水』で悩む子も非常に多くなっているのです。

  • 急に元気がなくなって、食欲もない…
  • 最近になって排尿や排便がしづらそう…
  • 食べる量は減っているのに、お腹が膨らんできている…
  • お腹は大きいけど、背中はゴツゴツとして痩せている…

いつもと違う様子に心配になり病院に駆け込むと、飼い主様が思っている以上に深刻なケースが多いのがこの腹水の怖いところです。

『最初は太っただけかと思っていた』と言われる飼い主様も多いです。そして病院では・・・

  • 利尿剤を使って様子をみてみましょう
  • ステロイドを使って様子をみてみましょう
  • 穿刺して腹水を抜きましょう

腹水の場合、病院では対症療法しか方法はなく、それでも治療方針を示してもらえればまだいい方です。

『今の状態だと、もう手の施しようがありません…』

最悪の場合、治療できることもなくただ苦しむのを見守るしかない状況に…。そんなに重大なことだとは思っていなかった飼い主様は途方に暮れてしまいます。

人間と違って、犬や猫は非常に我慢強い動物です。野生の血が流れている動物は、自分が弱っている姿を見せようとはしないのです。

愛犬・愛猫が『痛い』『苦しい』などと言葉では伝えてくれませんので、飼い主様がしっかりと体調を把握し、気になることがあればすぐに病院で診察してもらってください。

腹水対策をする場合、早め早めの対応が愛犬・愛猫の命を守るカギとなります!!

◇愛犬・愛猫の症状や体調を見極める

人間の腹水を漢方対策する場合も、現在の諸症状や体調、血液データなど細かく把握することで、対策の方針を定めていきます。

  • 食欲はあるのか?ないのか?
  • 食欲はあるけど食べれないだけなのか?
  • 体力は残っているか?寝たきりではないのか?
  • 排尿・排便は出来ているのか?
  • 血液データ上、腎臓は十分に機能しているのか?
  • 呼吸は問題ないのか?吐き気などはないのか?
  • 目の輝きはあるのか?

体調面で上記内容が満たされていれば、改善する確率も高くなりますので、積極的な対策が可能であると判断できます。

逆に、寝たきりで食欲もなく排尿・排便も出来ないような状態であれば、なるべくストレスのかからないような環境づくりをしてあげることを優先したほうがいいでしょう。

まずは愛犬・愛猫がどういった症状を訴え、どのような体調なのか飼い主様がしっかりと把握しましょう。そういった情報を細かくお伝えいただくことが腹水対策するうえで貴重な情報となるのです!


◇漢方以外の治療内容

病院での治療内容は概ね以下の内容です。人間の腹水対策をする場合も同様ですが、現在服用中のお薬や治療中の方法があれば、まずは併用しながら対策を進めていきます。

対策後は体調を見ながら薬や漢方薬の調整を考えていくとよいでしょう。

①利尿剤

強制的に腹水の排出を促す薬です。最初は効果が出ることが多いですが、徐々に効果が鈍くなるケースが多いようです。また腎臓に働きかけますので、長期服用による腎機能低下には気を付けなければなりません。

②腹腔穿刺

お腹に針を刺して腹水を抜く方法です。腹水がなくなりますので一時的には楽になりますが、原因が解消されない限り再貯留し、溜まるスピードも速くなるケースが多いようです。また、どれぐらい腹水が溜まったら抜くのかは病院によって違います。

③ステロイド内服

炎症が強い場合に処方される薬です。食欲がないときに処方されるケースもあるようです。長期服用によって肝臓機能が低下する可能性もありますので、気を付ける必要があります。

◇腹水排出のメカニズムを整える

人間の場合の漢方腹水対策では、病院での利尿剤のように強制的に腹水を排出するのではなく、腹水を排出するためのメカニズムを整える事で、改善に導いていきます。

そして腹水を排出するだけでなく、『腹水が溜まらないようにする』ための対策が出来るかが非常に重要なポイントとなります。

①お腹にたまった腹水を血管内に引き戻す

お腹に溜まった腹水は、尿として排出しなければなりません。そのためには、まずは腹部に貯留した腹水をスムーズに血管内に引き込むコントロールが必要となります。

②血管内に戻った腹水を腎臓に運ぶ

血管内に引き込んだ水が停滞しないように、腎臓に運ぶための流れを整えなければいけません。どの原因疾患であっても、滞りやすい状態に陥っておりますので、しっかりと水の流れをコントロールする必要があります。

③腎臓でろ過して尿として排泄

腎臓に運んだ腹水は、腎糸球体でろ過し、尿として排出しなければなりません。現状の排尿状況や血液データで腎臓の力を把握しながら、排出コントロールする必要があります。

④腹水が貯留する原因を排除する

『癌』『肝硬変』『心臓病』『腎臓病による肝機能低下』『フィラリア症』など腹水が溜まる原因疾患は様々です。腹水を排出することも大事ですが、腹水コントロールできた後は、今後溜まらないようにするために原因の部分をしっかりと対策する必要があります。原因疾患が何なのかによって対策は変わってきますので、必要に応じた対策を講じることが重要です。

◇腹水の漢方対策法

前述したように腹水を改善するには、腹水排出のためのメカニズムを整える必要がありますが、実際に人間の腹水対策する場合は以下のような対策が中心となります。

①水分代謝の向上(利水)

腹水貯留や浮腫みの度合い、今まで穿刺をしているかによって必要な漢方を組み込んでいきます。この対策によって、不要な水(腹水)が動きやすい状況をつくっていきます。

②栄養補給

食欲の有無や、血液データ(TP・ALBなど)の状況によって、必要な漢方を組み込んでいきます。水分代謝が向上し、ALBなどが整うことで血管内に水が戻りやすくなるのです。

③血流の向上(活血)

血管内に戻った水を腎臓に運ぶためには、血流を向上させる必要があります。その他、腎臓でのろ過能力を向上させるためにも、徹底的に対策する必要があります。

④炎症の抑制(清熱)

血流悪化の要因となる炎症を抑制する対策です。炎症が強くなればなるほど、腹水も溜まりやすくなってしまいますので、不要な熱(炎症)は徹底的に排除する必要があります。

⑤原因疾患の対策

腹水コントロールの対策だけでなく、腹水が溜まる原因となった疾患によって、必要な対策を行います。癌やFIPが原因であれば、免疫を整える対策を追加し、肝臓や腎臓が原因であれば①~④の対策を徹底的に行っていきます。

◇飼い主様から多い質問

薬匠堂では多くの飼い主様からご相談を頂いておりますが、その中でも多い質問がございますので参考にしてください。

質問①『血液データがなくても対策出来ますか?』
血液データがあると、より詳しく状況が把握できるため細かい対応が可能になります。
ただ、血液データがなくても、現在の諸症状・諸状況を細かく把握することで必要最低限の対策は可能となります。

質問②『原因が分かっていなくても対策出来ますか?』

原因が何であれ、腹水が貯留してしまうメカニズムは一緒です。腹水排出のためのメカニズムも同様ですので、『腹水対策』は可能です。

質問③『穿刺はした方がいいのでしょうか?』

その時の愛犬・愛猫の状況によって、穿刺した方がいい時と、なるべく我慢するべき時があります。呼吸をするのも困難な状況で命に関わるような状況の時は、一時的にでも抜いたほうがいいでしょう。

そんなに溜まっている様子もなく、呼吸や食欲もあるような状況であればなるべく穿刺は避けた方がいいと考えます。

質問④『生活の中で気を付けることはありますか?』

なるべくストレスのかからない環境を整えてあげるという事はもちろん大事ですが、以下のことは特に注意して日々確認してください。

  • 排尿・排便は出来ているか
  • 水分を摂取できているか

腹水を改善するには、排泄できているかは必須条件です。特に排尿できているか、排尿量に関しては毎日しっかりとチェックしてください。

また、排泄が出来ていても水分が摂取できなければ『脱水』に向かっていきます。

脱水状態に陥っても様々な症状が出てきますので、こちらもチェックが必要です。

◇愛犬・愛猫は生きることを諦めない

愛犬や愛猫は私たちと違い、余計な心配をする事もネガティブな思考に陥ることもなく、最後まで生きることを諦めません。

人間も同じ症状の方でも前向きな方ほど効果が出やすいものですが、それは愛犬・愛猫にも当てはまります。

食欲や動く元気があり、排尿・排便も問題がなければ、その子に合った対策さえできれば改善する可能性は十分にございます。

『病院で余命宣告されたけど諦めきれない』

『病院では何もできないと言われたけど諦めきれない』

『自分でできることがあれば何でもしてあげたい』

飼い主様も色々な思いがあると思いますが、愛犬・愛猫のために諦めたくないという方は是非一度ご相談ください。

病院では治療が難しくても、違う視点でみつめると解決方法が見つかるかもしれません。


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