皮膚にタバコは百害あって一利なし!
薬匠堂で漢方対策する場合は患者様の症状や体質を細かく伺っていきます。
その中で生活面での環境もうかがいますが、皮膚疾患の場合は喫煙されている方の割合が多いように感じています。
以前からタバコに関する健康被害は叫ばれておりますが、皮膚にとっても例外ではなく尋常性乾癬や掌蹠膿疱症でお悩みの方は禁煙することをおススメします!
何故タバコがだめなのか簡単にいうと、体質改善の妨げになるからです。
ご存知の方も多いかもしれませんがタバコを吸うと血管が収縮し血流が悪くなってしまいます。皮膚疾患で表に出ている痒みや赤みなどの症状は全て炎症症状です。そして皮膚疾患でお悩みの方ほとんどが炎症を増大しやすい体質に陥っており、血流の悪化や自律神経の乱れが生じています。
お分かりでしょうか?漢方でこれらの血流改善などの体質改善をしようとしているのに、タバコを吸う事で体質改善には妨げになることを自分自身でしてしまっているのです。
また、相談される方の多くがビオチン療法を試されている方や、試したことのある方が多いのですが、ここでもタバコが悪影響を及ぼしてしまいます。通常であれば皮膚機能を正常に保つために働いてくれるビオチンも、喫煙することでニコチンの代謝に働いてしまうのです。
ここでもせっかく身体のためにビオチンを摂取しているのに、タバコを吸う事で妨げることを自分自身でしてしまっているのです。薬匠堂でもビオチンが含まれているものを使う事が多いのですが、こういう場合は特に禁煙をおススメしています。
しかし、喫煙歴の長い方など簡単に禁煙することが難しい方もいらっしゃいます。体に悪いとは言っても急に禁煙することでストレスが溜まってしまうのではないか…。尋常性乾癬や掌蹠膿疱症にとってストレスは大敵ですので、ここは皆さま上手く対応していただいています。
症状や体質改善だけでなく、生活面での改善も含めて総合的にご相談にのれればと思っておりますので、いつでもご相談くださいね。