大半の癌患者さんは、積極的な治療 「抗癌剤治療」 「放射線治療」 などを
行っています。 ただ、このような治療を選択しない癌患者さんも増えてきました。
そして、癌を克服されている方々も少なくはないようです。
「抗癌剤治療」 「放射線治療」 をせずに、自然に癌が小さくなる、または、消失することを 『癌の自然退縮』 といいます。
アメリカでは、この 『癌の自然退縮』 に関する症例が数多く発表されています。
もちろん、日本においても自然退縮症例を集め、ドイツの医学誌に発表しています。
これらの研究者は、自然退縮した癌患者さんを分析し、共通点を見つけています。その内容は、「癌の自然退縮シンポジウム」でも発表されています。
① 決してあきらめない前向きな姿勢でいること。
② NK細胞などの免疫細胞が活性化されていること。
③ 『精神力』と『免疫力』が相乗効果を発揮していること。
この3つが共通点だそうです。
分かりやすく言うと、
『前向きな姿勢』 は、 「副交感神経の優位」 を作ります。
そして、
「副交感神経の優位」な状態が、「免疫細胞の増加・活性化」
につながります。
余命宣告された後に残された人生を悔いなく生きようと覚悟を決めること、
良い意味での 「開き直り」 をすることが大切のようです。
「大好きな趣味を “生きがい” として生きようと決める」
「以前から思っていたことを成し遂げようという “目標” をもつ」
そんな日々の心のもち方が、免疫力を高める原動力になり、癌を自然退縮に
向かわせるのでしょう。