腹水

腹水対策のための必須条件
『腹水を出す』と同時に『腹水を溜めない』対策

薬匠堂@漢方カウンセラー 西山
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自己紹介ページ「私の思い」

私は20数年に渡り、肝硬変や癌による「腹水」への漢方対策を行い、腹水が 改善していく経過を見てきました。その結果、分かったことは、 「腹水を出すだけでは改善とはいえない」 ということです。いくら腹水が尿として排出されたとしても、腹水が溜まる原因を改善しなければ、再度腹水は貯留してしまいます。ようするに、お腹の中で水が入れ替わっているだけ、になるのです。利尿剤で尿量を増やしても、穿刺して腹水を抜いても、結局はまた腹水が 溜まってきてしまうのは、このためです。

私が行う腹水への漢方対策法は「腹水を出す」という対策に加えて 『腹水が溜まらないようにする』漢方対策で腹水改善に導いています。

当店では、病院での様々な治療を施しても腹水が改善しなかった方々からの ご相談ばかりです。そんな方々が改善する経過を見ていると、いくつかの「共通点(症状・改善順序)」があります。

その「共通した症状」「共通した改善順序」のメカニズムを理解したときに、腹水への7つの対策ポイント腹水の方々の生活養生法がわかりました。

◆腹水でお悩みのお一人お一人に適した対策法とは

「腹水への7つの漢方対策ポイント」を実践するにあたり、まずは病状・諸症状を的確に見極めて対策ポイントを絞り込むことが重要です。
もちろんのことですが全ての方々が同じ漢方薬を服用するわけではありません。

以下のような点だけを見ても、
皆さまそれぞれに漢方処方は異なるのです。

★肝硬変の場合、「肝臓癌」を併発しているのか否か?
★肝硬変の場合、「アルコール性」なのか、「ウィルス性」なのか?
★腹水だけでなく、「黄疸」や「肝性脳症」を併発しているのか?
★癌の場合、「原発」はどこなのか?
★癌の場合、「腹膜播種(腹膜転移)」が確認されているのか?
★「抗癌剤治療」をしているのか? 今後も継続するのか?
★今現在、腹水の穿刺を繰り返しているのか?
★腹部以外に「むくみ」は生じているのか?
〔むくみの部位は「足の甲」「足首」「ふくらはぎ・すね」「太もも」
「睾丸」「手・腕」「背中」「顔」・・・どこがむくんでいるのか? 〕
★脱水症状が生じているのか否か?
〔のどや口の渇き、手足に力が入らない、手足がつる(こむら返り)、
上半身が痩せ細っている、血圧が低く脈は速い、思考が鈍い・・・〕
★胸水を併発しているのか否か?
★排尿回数・排尿量が減少していないか?(1日の排尿回数は?)
★便秘していないか?(便の回数、便の形、便の色)
★「冷え」や「しびれ」や「寒気」が悪化していないか?
★腎臓の機能は安定しているのか否か?

上記に挙げたものはほんの一部であり、その他「血液検査数値」「病院からの処方薬」「飲んでいる健康食品」「日々の食事の状況や水分摂取量」等を確認した上で、お一人お一人に適した漢方対策法を見極めます。

お一人お一人に適した漢方対策法を導き出すためにも、詳しい情報が必要です。お手数をおかけすることになりますが、ご協力下さいますようお願い申し上げます。

●腹水貯留の際の『生活養生法』

腹水貯留の際、『生活養生法』に関して多くの方々がお悩みになっています。
というのも、「細かな指導がないのでどうしたらよいのかわからない」 と皆様おっしゃるのです。

実際に、私も『生活養生法』を簡単にお伝えすることができません。
なぜならば、全ての方々が同じ養生法を実践してはいけないからです。

お一人お一人それぞれに症状が異なっています。もちろんのこと、血液検査数値も
違います。1日の排尿量や排便回数も異なれば、今現在の治療法や服薬状況も 異なります。

これらを詳しく確認した時点で、お一人お一人に適した『生活養生法』を お伝えできるのです。
個々に適した最良の『生活養生法』を見つけなければなりません。

*たとえば、以下のようなことは、お一人お一人で方法が異なります。

(『生活養生法』だけでなく『治療法』も、それぞれの状態によって 方法や考え方が変わりますのでご参考になさってください。)

★「食事」 十分な量の食事を摂る必要がある方と、少量の食事で 抑えなければならない方に分かれます。
また、食事の内容においても「胃腸での消化・吸収」や 「タンパク摂取」に関して注意が必要です。
★「水分摂取」 積極的に水分を飲まなければならない時、なるべく水分を控えるべき時があります。また、どのような水分が適切なのかも患者さんによって異なります。
★「塩分摂取」 一般的には塩分を控えるように考えがちですが、塩分を 控えれば控えるほど体調悪化が進むケースも多々あります。
塩分を控える状態なのか、控えてはならない状態なのかを 見極めなければなりません。
★「身体を温める」 身体を温めることはとても大切です。しかしながら、『温め過ぎ』は決して良くありません。
患者さんの「炎症」と「冷え」のそれぞれの程度を 確認して、温め方を決めていくとよいでしょう。
★「身体を動かす」 適度に身体を動かすことは、血流向上に働き効果的です。
ただし、「現時点ではなるべく動くこと、歩き回ることを 控えたほうがよい」という時期もあります。
★「温泉・岩盤浴など」 これらの方法も良い面と悪い面の両者が存在します。
とても良い方法なのですが、いくつかのルールを守りながら実践しなければ、かえって悪影響になることもしばしばです。
★「排尿」 尿がよく出ることはとてもよいことです。可能ならば、 1日の排尿回数、1日の排尿量がわかるとよいでしょう。
というのも、尿がよく出る時こそ注意しなければならないことがあります。一度、尿量をチェックしてみてください。
★「排便」 便秘の時に便秘薬を服用し、下痢の時に下痢止めを服用しては いけません。(患者さんそれぞれの状況を見て判断します。)
排便を安定させる方法も様々ありますので、その患者さんに合った方法を見つける必要があります。
★「脱水」 前述しましたように、腹水患者さんは「脱水」に向かいます。
腹水が悪化しているときも脱水に向かいますし、腹水が改善していく途中でも脱水に陥ります。脱水は一気に身体の機能を低下させますので、細かな日々のチェックが必要です。
★「点滴」 点滴治療にも「電解質の点滴」「利尿剤の点滴」「アルブミンの 点滴」など様々です。そして、これらの点滴をするべき時と点滴をしてはならない時があります。点滴時期を間違えると、腹水は悪化しますので注意しなければなりません。
★「穿刺」 基本的に、穿刺はなるべくしないほうがよいのですが、 穿刺をせざるを得ないときもあります。
その際に、『どのような方法の穿刺』で『どれくらいの量』を『どのようなタイミング』で穿刺するかが重要なポイントです。

以前に比べて、今では「腹水」や「足のむくみ」「息苦しさ」が楽になる方々が格段に多くなってきました。それは、上記の様々な養生法を実践しながら漢方薬を服用していただいているからです。

腹水への漢方対策は、決して簡単なものではありません。
だからこそ、腹水でお悩みのおひとりおひとりに合った方法を実践して
いただきたいと心より祈っております。

それぞれの方に適した「養生法」「治療法」を見極めるには、『詳しい病状・情報』を教えていただければお伝えします。ご遠慮なくご連絡下さい。

 

《腹水 症例集》 *服用の経過、効果の度合いには個人差がございます。

◆症例① 53歳 女性 アルコール性肝硬変

《服用の経過、効果の度合いには個人差がございます。》

「腹部の張り、足のむくみ」を強く感じるようになり受診した結果、アルコール性肝硬変との診断。その後、禁酒に努めるが症状は改善せず、体重の増加とともに腹水の悪化が止まらない。
利尿剤を服用し一時的に軽減するが、再度腹水が悪化し始めた時点で、漢方服用を開始。

【諸症状】
腹水 : 下腹部から胃部にかけての貯留
排尿 : 1日8~10回(利尿剤服用により排尿回数は多いが、1回の尿量がごく少量)
排便 : やや下痢(1日に3~4回)
むくみ: 足の甲、足首、膝下全体
黄疸 : なし
肝性脳症:以前発症するが、今は安定
その他: 腹水による胃部圧迫で食欲低下、倦怠感・脱力感

【経過】

・漢方服用7日目くらいから1回の尿量が一気に増加。
・漢方服用10日目には、足のむくみが改善。すね、ふくらはぎ、足首のむくみは完全に消失するが足の甲のむくみは残る。
漢方服用15日で胃部周辺の腹水は排除され、食事量が増加。下腹部の腹水は依然残っている。

〈数値の推移〉 ALB(アルブミン)     2.5 → 2.8 → 3.3
        TP(総タンパク)      5.3 → 5.9 → 6.4
        CHE(コリンエステラーゼ) 119 → 134 → 162

・足のむくみは完全に消失。
・倦怠感・疲労感もなく、買い物に出かけるほどにまで回復。
・下腹部の腹水もほぼ消失。エコー検査でもごく少量の貯留。

【考察】
★典型的な「肝機能低下に伴うアルブミン減少」による腹水悪化であったので、『アルブミン増加の漢方対策』『肝臓内血流改善の漢方対策』『炎症抑制の漢方対策』の3ポイントで顕著に改善。
今までの症例から考えても、ウィルス性(B型・C型)の肝硬変よりもアルコール性肝硬変の方が改善スピードは早いように感じる。

◆症例② 69歳 女性 膵臓癌~腹膜転移(癌性腹膜炎)

《服用の経過、効果の度合いには個人差がございます。》

膵臓癌に対する抗癌剤治療(ジェムザール投与)を半年間継続。
一進一退の中、腹水の貯留が始まり抗癌剤治療を一時中断。
利尿剤の内服・点滴を実施し排尿量は増加するが腹水は悪化を続ける。
徐々に排尿量も減少し始め、漢方服用を開始。

【諸症状】
腹水 : 下腹部から胃部・脇腹にかけての貯留
排尿 : 1日4~5回(利尿剤服用)
排便 : 少量(1日に1回)
むくみ: 足の甲、足首、膝下全体、やや太もも
その他: 腹水による胃部圧迫で食欲低下、吐き気
発熱(37.0~37.5)
腹水・足のむくみが悪化するとともに、
強い「冷え」と「寒気」を訴える

【経過】
・漢方服用10日目くらいからようやく尿量が増加。
太もも・膝下のむくみは改善するが、足首・足の甲はパンパンの状態のまま。
・じわじわと増え続けていた「体重」「腹囲」であったが、ようやく増加が止まるものの、腹水の減少には至っていない。

〈数値の推移〉 CRP(炎症反応)      8.48 → 6.54 → 4.92 → 1.89
        ALB(アルブミン)     2.7 → 2.8 → 3.4 → 3.6
        TP(総タンパク)      5.9 → 6.1 → 6.7 → 6.8
        CHE(コリンエステラーゼ) 91 → 101 → 122 → 141

・足のむくみはほぼ消失。足の甲にやや残っている程度。
・胃部と脇腹に貯留していた腹水は完全に消失している。下腹部にやや腹水は残っている。〈約5,000ml貯留していた腹水は、1,000ml弱まで減少〉
*腹水改善により、抗癌剤治療が再開される、とのこと。

【考察】
★腹膜転移(腹膜播種)による腹水の改善例の中では、平均的な改善スピードである。根本的な腹水貯留原因は「腹膜の炎症」なので、いかにして炎症を抑えられるか、がキーポイントとなる。
この症例のように、「CRP」が着実に低下することで、腹水が改善に導かれるケースが多い。

(主治医が、腹水貯留が判明と同時に、抗癌剤治療を一時中断したので、漢方薬の効果も順調に発揮できたように思われる。)

◆症例③ 78歳 女性 C型肝炎~肝硬変・肝臓癌

《服用の経過、効果の度合いには個人差がございます。》

ご相談をいただいた時点で、この半年間、腹水穿刺を繰り返している。
当初は「1ヶ月に1回」の穿刺だったが、「3週に1回」「2週に1回」と穿刺のペースが早くなり、今では「10日に1回」まで短縮。
日に日に体力が低下しており、食欲も落ち、腹部だけは大きくなるが、上半身は痩せ細っている状況の中、漢方服用を開始。

【諸症状】
腹水 : 下腹部から胃部まで貯留した時点で穿刺を行う。
排尿 : 1日4~6回(利尿剤服用)
排便 : 少量(2~3日に1回)
むくみ: 足の甲(穿刺を始めて、足のむくみは悪化しない)
水分摂取:1日300~500ml
その他: 食欲低下、吐き気が強い。
のどの渇きが強い(穿刺を繰り返し脱水傾向)
「寒気」が強く、夏場でも電気毛布を使用。
手足に力が入らない、身体がだるいなどの脱水症状。
*肝臓癌へのカテーテル治療を繰り返している(5回)

【経過】
・漢方服用15日目の検査で「TP」「ALB」が上昇するが、腹水の貯留スピードは変わらないまま。
・1日の水分摂取量を「800~1000ml」に増やし、尿量も増加。こまめに水分摂取を行うと、徐々に倦怠感もやわらぎ、手に力が入るようになってきた、とのこと。
・この20日間、穿刺をしていない。ただし、週明けには穿刺の予約を入れており穿刺を行う予定。
〈「10日1回」の穿刺の間隔が、「約3週間」に延びる〉
・脱水症状が徐々に改善してきたためか、吐き気もなくなり、時折散歩をするまで体力も回復。

・この検査の直後に穿刺をしているので、前回穿刺をして以来、「1ヶ月ぶり」の穿刺
・前回穿刺をした後、腹水が溜まるスピードが確実に遅くなっていることを実感している。

〈数値の推移〉 CRP(炎症反応)      1.26 → 1.09 → 0.92 → 0.88 → 0.51
        ALB(アルブミン)     2.2 → 2.8 → 3.1 → 3.4 → 3.6
        TP(総タンパク)      5.2 → 6.3 → 6.6 → 6.8 → 6.9
        CHE(コリンエステラーゼ) 46 → 61 → 71 → 79 → 90

・1ヶ月前に穿刺して以来、腹水を抜いていない。
・腹水の貯留はあるが、医師の説明では「1,000~1,500ml」。
・4~5日前には穿刺してもよい状況だったが、1ヶ月は間隔を空けようと我慢していたところ、今は腹水が減ってきている、とのこと。

【考察】
★穿刺を繰り返している方々からのご相談は多く、皆一様に脱水症状で苦しんでいる。吐き気が強いため、漢方が飲めるかどうかが最大の鍵となる。
★『アルブミン増加』『肝臓血流の改善』『肝臓内の炎症抑制』の漢方対策だけでなく、『積極的な水分摂取』を実施することで、脱水症状を悪化させることなく腹水を改善に導けた典型例である。<

*ご家族様ともこまめに連絡を取り合うことで、水分摂取方法などの生活養生に関しても随時フォローでき、かつ、諸症状の日々の変化等の情報交換も細かくできたことが改善に繋がっている。ご家族様に感謝です。

◆症例④ 72歳 男性 大腸癌~肝臓・腹膜・肺に転移

《服用の経過、効果の度合いには個人差がございます。》

大腸癌は手術済。その後、抗癌剤治療を9か月間継続するが転移を確認。
約1ヶ月前に腹水貯留が始まり、今回の検査で胸水貯留も判明。
医師からは抗癌剤治療の継続を勧められるも、抗癌剤治療は拒否し退院。
食欲なく体力は低下しているものの、気力は十分にある状態の中、漢方服用を開始。

【諸症状】
腹水 : 下腹部から胃部辺りまで貯留。圧迫感強い。
胸水 : 咳を生じているものの呼吸困難ではない。
排尿 : 1日6~8回。1回量はごく少量(利尿剤服用)
排便 : 便秘(3~4日に1回)
むくみ: 足の甲、足首、すね、ふくらはぎ、太もも、睾丸
水分摂取:1日1,000ml
その他: とにかく「冷え」と「寒気」が強い。不眠(夜間の咳によるもの)

【経過】・夜間の咳は減少するものの、胸苦しさは続く。
・1回の排尿量が増加し、排便も少量ながら1日1回生じている。
睾丸のむくみは完全に消失するが、足全体は依然むくんでいる。
・漢方服用前と比較すると、着実に「ALB」は上昇し、「CRP」は低下している。数値は目標通りに推移しているが、腹水は顕著に改善していない。ただし、腹水の悪化は止まっている。
・ほぼ咳は消失。
・膝下から足先にかけてパンパンにむくんでいるように見えるが、押すとやわらかくなっている。太もものむくみは消失。
・アルブミン(ALB)上昇に伴い、一気に足のむくみが改善。ふくらはぎ、すねのむくみはほぼ改善。
・足先の冷えを感じているものの、あれほど訴えていた「寒気」が全くなくなる。血流がかなり改善されてきた証拠。
・下腹部の張りはまだ強いが、胃を圧迫していた腹水は消失し、食事量が増加している。

〈数値の推移〉 CRP(炎症反応)      5.9 → 4.2 → 3.6 → 1.93 → 1.11
        ALB(アルブミン)     2.1 → 2.4 → 2.6 → 3.0 → 3.5
        TP(総タンパク)      6.1 → 6.3 → 6.4 → 6.5 → 6.5
        CHE(コリンエステラーゼ) 101 → 119 → 134 → 151 → 178

・検査の結果、胸水は完全に消失している。
・腹水は下腹部に少量残っているが、見た目には分からないくらいに腹囲も減少している。
・肺への転移癌 ・・・ 大きさが変わらない状態。
・肝臓への転移癌・・・ 以前確認していた1㎝の癌細胞が2つ消えている、と医師も驚いているとのこと。漢方薬の効果と言える確証はないが、人間がもともと持っている自己治癒力にはいつものことながら驚かされる。

【考察】
★もともと血中の蛋白量が少ないわけでもなく、肝臓でのタンパク合成能もキープしていたため、『肝臓血流の改善』『炎症の抑制』の漢方対策により、自然とアルブミンは増加している。

★「長期に渡る抗癌剤治療」と「利尿剤投与量の増加」によって、腎臓機能が低下していたことが最も心配であったが、抗癌剤を中止し、漢方薬で排尿促進させながら利尿剤を減量できたことで、腎臓機能が戻り、腹水の排出を促している。

★今回の改善例は、患者さんの気力が充実しており、常に前向きな思考で漢方対策に取り組んでいただけたことが最大の要因である。今までに何度となく「腹水が改善する例」や「癌細胞が退縮する例」を見てきたが、ひとつ共通して言えることがある。
このような劇的な改善例の方々は、皆『前向き』である。不安になり泣き言もたまには言うが、最後には強い心で開き直り、『前向き』になる。
「精神免疫学」という学問もあるのだから、精神(自律神経)が免疫を高めて病気を治癒に向かわせることは言うまでもない。

その他の症例はこちらからご覧いただけます。

◆腹水への“7つ”の漢方対策ポイント

腹水排出のために、なぜこの7ポイントを対策しなければならないのかを詳しく解説しています。『腹水を出す』と同時に『腹水を溜めない』対策
いかに重要かがお分かりになると思います。

① 血流の悪化を改善する対策

「胃癌・大腸癌・膵臓癌などによる腹膜播種(癌性腹膜炎)」や「肝硬変・ 肝臓癌」によって生じる腹水では、ほぼ100%『血流の悪化』が生じています。肝臓や腎臓などの臓器内血流の悪化が過度に進んでいることと、 身体全体(特に足・腹部)の血流が悪化することで、水の停滞が進みます。その結果、腹水だけでなく足全体までもがパンパンに浮腫みます。

漢方対策により血流を改善することで、腹水が腹部に留まらず排出されやすくなり、さらに足の浮腫を改善し、体全体の『水の貯留』を防ぎます。
また、肝臓血流の改善は「アルブミン生成」を促進し『水の漏出』を防ぎ、、腎臓血流の改善は、排尿量の増加に導き『水の排出』を促進します。

② 炎症を改善する対策

腹水が溜まる最も根源的な原因は「炎症」です。よって、腹水が溜まらないようにするためには、この『炎症』を抑え続けることが最重要ポイントです。
肝硬変においては肝臓内の炎症、癌においては「腹膜の炎症」が存在していますので、これらの持続的な炎症を抑えることが「腹水がたまらないようにする」ための必須条件となります。
尿の出がとてもよく、1日に何度も排尿するにもかかわらず、お腹が小さくならない、足もむくんだまま、というのは、「炎症」への対策が十分でないからなのです。炎症が存在する限り腹水は溜まり続けますので、『炎症を改善すること』を第一優先しなければなりません。
(ちなみに、炎症が長期化すれば血流悪化がさらに進行します。)

③ アルブミンを増やす対策(肝臓でのタンパク合成の促進)

溜まっている腹水は尿として排除するのですが、腹水が排出に至るまでには 一連の移動経路があります。まず、腹水を血管内に移動させます。そして、血流とともに水は腎臓まで運ばれ、腎臓で濾過された後に膀胱に下り、最後に尿となって排泄されます。

〈腹水 → 血管内に再吸収 → 血流により腎臓に移動 → 腎臓で血液ろ過 → 水分は膀胱へ移動 → 排尿(腹水排出)〉

この過程の第一段階となる『腹水を血管内に再吸収させる』際に、アルブミンが必要となります。アルブミンは、腹水や足の浮腫などの『血管外の水分』を血管内に引き込む役割を担っていますので、血液中のアルブミン量を増加させる対策も重要なポイントです。

④ 排尿を促進し、水分代謝を改善する対策

身体全体の「水の流れ」を向上させ「水の排出」を促進するための対策です。胃腸から吸収された水分が、最終的には腎臓に運ばれ「尿」として排出されるまでの流れを整えます。
漢方医学では五臓六腑の中の『脾』『肺』『腎』の三臓が水の流れをコントロールしていると考えられていますので、これら三臓の機能を高める漢方薬を用い、 水の停滞を改善し、腹水排出へと向かわせます。

⑤ 腎臓機能の悪化を防ぐ対策

腹水が溜まっている癌や肝硬変の方々は、本来、腎臓機能は正常です。
ただし、長期にわたる「利尿剤の服用」や「抗癌剤治療」などで腎臓機能までもが悪化しているケースが多いのです。
腎臓は、『水を排除する際の最後の出口』のような場所です。
炎症が治まり、血流が改善し、アルブミンが増えたとしても、腎臓が悪い状態ならば腹水は排出できません。腹水を改善するためには、徹底的に腎臓を守り続けなければなりません。

⑥ 排便を安定させる対策

我々人間にとって「便を出すこと」は、体内の『炎症を排除すること』に
つながります。便秘が続くことで、ニキビ・肌荒れ・乾燥肌、顔のほてり、
などの炎症症状が生じる方は多いものです。これは、便秘により老廃物や毒素が体内に蓄積し、日々の炎症排除が不十分なために起こる症状です。
前述しましたが、腹水改善において「炎症の改善」は第一優先するべき重要なポイントです。

便秘は体内の炎症を助長させますので、常に排便し続けることで、最低限の 炎症排除を行う必要があります。

⑦ 脱水症状を改善する対策

「溜まってはいけない場所に水が溜まっている」のが腹水や足の浮腫です。
この時、多くのケースで「必要な場所(血管内・細胞・皮膚など)の水は 不足する」という状況に陥っています。
更に、利尿剤の長期服用によって、血管内の水は極度に不足します。
よって、腹部から下半身は大きく膨らみますが、逆に胸や腕・首回りや顔などの上半身は痩せ細ってしまうのが腹水患者さんの脱水の特徴です。

脱水になると手足に力が入らなくなるため、体がだるい、体が重いなどの症状が加速します。また、立ち上がりづらい、手で物を持ちづらい、手が震える、なども生じます。最も厄介な脱水症状は『吐き気』です。水を飲んでも吐く、という腹水の方々特有の『脱水性の衰弱』に陥ってしまいます。

脱水は怖い症状です。脱水の予防・改善には様々な注意点がありますので 十分な対策と経過フォローが重要になります。
(脱水を引き起こさない漢方対策と生活養生対策を組み合わせなければ なりません。)

*参考までに、『癌による腹水』のための8つ目の対策をご紹介します。

*免疫をコントロールする

癌による腹水の場合、ほとんどのケースで「免疫細胞のバランス異常」に 陥っています。『リンパ球・好中球・好酸球・好塩基球・単球』のバランスに
偏りが生じ、その結果、「免疫低下」と「炎症悪化」を同時に起こしています。

癌細胞を攻撃する免疫力を高めるために、そして、腹水排出のための炎症抑制のためには、複雑な免疫システムを理解した上で免疫コントロールする対策を 順序正しく行わなければならないのです。

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