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気・血・水の中医学的概念 「気・血・水」は健康な身体を支える3本柱であり、人体の生命活動を維持するための重要な物質であります。 「気は生命エネルギー」「血は血液」「水は血液以外の身体の水分」であり、この3要素の流れが安定していることが健康維持となります。 『病は気から』という言葉があり…
虚と実 「虚実」は病気の状態が活発な時を「実」、鎮静化している状態を「虚」と判断します。 日本漢方においては「体格が良く充実している状態を実」「体が痩せていて体力のない状態を虚」としていますが、中医学では体格によって虚実が決まるわけではありません。 体格がよくても「虚」が存在し、身体が…
寒と熱 「寒熱」とは読んで字のごとく、身体の「熱」や「寒」をあらわします。 しかしながら、この「寒熱」は体温ではなく実際に感じている「寒症状」「熱症状」を意味します。 例えば、風邪による高熱があったとしても、本人が「強い悪寒」を訴えるようであれば、中医学ではこれを「寒」として捉えます。…
表と裏 「表」と「裏」とは文字通り、体内を「表(体表)」と「裏(内臓)」に分けた表現です。 「証」をとるときにはまず、病症が「表」にあるか「裏」にあるかを判断します。 「表証」とは文字通りに「邪(じゃ)」が体の表面に存在している状態を指します。体の表面とは皮膚や口鼻などのことです。 …
陰と陽 陰陽とは、自然界全体を陰と陽の二つに分離して考えることで理解しようとすることです。 そして、陰と陽のバランスが保たれて世界は動いていると考えます。 例えば昼は陽、夜は陰、男性は陽、女性は陰であるとします。 私たちは皆、この「陰陽」を生活の中でも常に使っています。例えば人の…
八鋼弁証とは? まだまだ日中は厳しい暑さが続いていますが、体調など崩されていないでしょうか? 薬匠堂では日々、様々な疾患のご相談を頂いておりますが、実際漢方の事を良く知らない方も多いと思います。 これから、不定期で中医学に関するミニ知識をお伝えしていきますね。 今回は『八鋼弁証』…